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我孫子市民会館の再建へ向け
茅野市民館(長野県)を視察

(9月3日)

線路の向こうが茅野市民館への
アプローチ空間となっている

 最近、我孫子市民の若いお母さんの声で、市民会館再建の件で電話を頂いた。我孫子は、首都圏、成田国際空港からも近い、芸大も近いのだから、多くの一流アーティストが来たくなる本格的なホール、親しみが持てる一流ホールに迫るものが出来るよう、1000席などという中途半端を目指さずに、次世代育成を考えて夢を与えて欲しい、学校現場でもこれまでの市民会館でぎりぎりだったという。むしろ、いいホールで興行収入を得るくらいの発展性あるプランを打ち出して欲しいと言われた。県営“ケヤキぷらざ”のホール(550席)の借用では、市民の不満は爆発しそうだ。
 財政難で、複数館を縮小一体化するということの必要性から、このところ地区名を入れられない。こうした事情から愛称を決めて、アビスタ、こもれび、ケヤキとの呼称になってきた。市民のための集会施設の必要性、防災のための公共性、財政負担にならない収益性などを考えて、名称を含め根本からをどうあるべきか、市民主体で考えてみるチャンスであると思う。我孫子市在住の大手建築メーカーの建築士の方からは、PFI導入の都内の文化ホールの資料を頂いたりもしているし、サラリーマン生活の傍らで楽器を楽しむ市民からは、早期再建の署名運動を進めているが、今後はどうするのかと矢の催促だ。

“市民館”(茅野市)のコンサート会場
 市民の熱気と期待が溢れている
 そこで、計画の段階から市民参加で建築した茅野市民館に行ってみた。オープンして1年たったばかり、中央本線茅野駅の真ん前でフォームから良く見える位置に建っている。デザイン性の優れた、駅舎に不釣り合いなくらい近代的な建物だった。市民の利用団体代表などからなる委員会の人々との協働作業で市は設計者を決めたという。
 2年間の設計期間中、その後の2年間の工事中、さらに開館前の準備期間中も、また今後この施設を利用する様々な分野の人たちと話し合いを行った。しかし、オープンしてみると、委員にならなかった一般市民から、痛烈な批判がでた。

 都内の著名な建築家による斬新なアイデアが盛り込まれ、駅から直結するように全長160mのガラス張りのギャラリー空間でもある通路は、雨でも駅からぬれないで来られ、跨線橋に直結したスロープとなっている。駅から市民館へのそのアプローチ空間に、図書館の駅前分室も組み入れた。


立派な通路は総ガラス張り
図書室分館としても利用(茅野市民館)

しかし、「税(贅沢)を尽くした図書館分館だ」、「駅からが入り口となり、駅利用しない人は楽屋裏から入るしつらえだ」と地元住民は不満をもらす。マルチホールも不都合がある、隣の岡谷市のような一流のコンサートを開く席数には足りないと、様々な声が上がっている。

“市民館”内側からアプローチ空間を望む

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