top logo
ホーム議員活動レポート我孫子の歴史風土と女性議会便りとお知らせプロフィールリンク集

我孫子の女性は、働き者
内助の功以上です
〜我孫子に女性の県議や市議が多いわけ〜


●政治不信から脱却して、もっと政治参加を
 最近の選挙の軒並みの低投票率は、有権者の政治不信、無党派層の増加を反映したものです。千葉県では、特に昨年、繰り返される政治家の不祥事・スキャンダルが続き、政治家は「公約だけ」という気持ちを抱くのは無理からぬところです。そのような人物が当選するなら投票に行くことがむなしくなると考える有権者が増えてしまったのでしょう。
 一般の市民の日常は、仕事があるため、議会の様子を知ることは少ないものです。地域の問題点や選挙の情報は見えにくいものです。それでも、選挙に行かないということのツケは有権者自らに跳ね返ってきます。社会の変革期、長引く不況にあって、市民は税金の使われ方、地域の今後の発展に関心を持ってきているはずです。選挙の時期を利用して、議員や立候補者に疑問や質問をどんどん投げかけていきましょう。手元にある候補者のチラシの番号に電話してみると、必ず返事をくれるものです。選挙は、市民と議会が繋がる滅多にない機会です。地元の選挙に関心を持ち市民が参加する政治にしていきましょう。

●我孫子の女性は、大黒柱だった
 ところで、我孫子は常磐線の沿線であったため、農業女性が「行商のおばちゃん」となって、重い籠をしょって都会へ農産品や品物を売り歩き、男性より収入を得た時代(大正〜昭和中期)がありました。彼女たちは一家の大黒柱となるほどでした。子供たちを大学にやり、家を建て替え、車を購入するなどと、男性以上の収入を得たともいわれた女性が多くいました。当時は、稼ぎを多くするため70キロ近くを担ぐ女性も多くいたのです。
 この地域は、大正時代に白樺派の文人やジャーナリストが多数移り住んできたことからも分かるように、農村の伝統の色濃い田舎でありながら先進的な動きも混じりこんでくる土地柄だったといえます。田園が緑が続く保守的な雰囲気がありながら、現在でも女性が市内のいたるところで地域の活動を起こし、市に対しても様々な提案をし、環境・介護・まちづくり・国際交流・平和で安全な日本を考えて憲法を考える活動等に女性たちが率先して取り組んできています。既に、我孫子市会議の中のに閉める女性議員の割合も全国自治体で上位の位置付けです。主婦が議員に立候補するのも珍しいと思われない街となっています。
 こうした地域性から、地域を良く知り、地域に新しい感覚を取り込み、地道な活動を続けてきた女性たちを議会に送るということは、市民の意識が伝わる政治、市民感覚で議会に提案していく政治に変えていくことにつながります。日本が本来持っている力をきちんと発揮してゆくためにも、市民の政治参加、議会が自分たちの手に握られているという意識をもてることが重要です。生活者としての勝れた女性の視点、地元とのしがらみのない立場、また地域活動や母親ならではの多様なネットワークを駆使して市民感覚で政治参加していく女性たちを活用していくことは有益です。

●我孫子の先進性と意外な政治的歴史
 県内で女性県議が最も早く誕生したのが我孫子市でした。現在、県議会98議席中、女性議員は8名のみです。しかも殆どが1ー3期であるのに、我孫子元県議の栗山栄子議員(社民)は4期の県会議員を勤めた特筆されるべき存在でした。我孫子ではまた、千葉県議会の補欠選挙で初当選して以来10期目(1期は4年の任期)を勤める井手口魁議員(自民)も千葉県議会の最古参だということです。40年に及ばんとする県議を議会に送ることをしたのは、他に例をみません。ついでに言うと千葉県議会の最大会派は自民党で、議席のほぼ2/3を占める中に女性議員は一人もいません。現在、県議会に女性議員は8名いますが自民党以外です。

●注目された千葉8区
 前回、千葉8区(柏・我孫子)の2000年衆院比例選挙では、長浜博行氏(民主)と桜田義孝氏(自民)の選挙戦が全国的に注目されました。長浜氏は、旧日本新党で細川元首相の側近として活躍した後、新進党を経て民主党に変わってきた人物です。桜田氏は、かの鈴木宗男氏を囲む若手議員の会「ムネムネ会」会長でもあり、且つ「小泉政権の聖域なき構造改革の断行を支援する若手議員の会」の代表世話人という立場にありました。"改革派であって抵抗勢力"という二つの相反する顔を持つ桜田氏であればこそ、氏の当落は全国の注目を浴びたのです。しかも、その後援会の勢力、氏の関わる地元関連の地盤の厚みで他に出るものはいないとも言われていました。その結果は、長浜氏が市民に改革しようと必死のアピールがつたわり、次席にかなりの差をあけ堂々の当選しています。
 また、市民のネットワークで動いた選挙として、2001年の千葉県知事選挙にも変化が現れました。特に、千葉県都市部の女性たちが熱心に動いたといわれ、その成果が女性知事堂本暁子氏を誕生させています。しかしながら2002年、参議院補欠選挙は強力な候補者がないまま、争点もない選挙で最低の投票率(30%弱)で自民党が議席を得ました。政治離れの状況を明らかに見せた選挙でした。このところの千葉県内の選挙では、軒並み投票率がさがっていく状況が続いていますが、適切な候補者がいなくて投票すべき人が見つからないなら白紙投票でNOを表明するのでも構いません、貴方の政治参加の意識を票に示して投票所に行ってください。



Copyright(C) KAIZU Nina. All rights reserved.