朝、成田線東我孫子駅でも駅頭演説をしている。市民の利用する7駅を回りながら周辺の状況を確認しているが、東我孫子駅は最も危険な駅だといえる。ある時、男子生徒から、事故にあいそうな人を助けたけれど、東我孫子の踏み切りは危ないから何とかしてと頼まれた。20年前には、小学生の死亡事故が起き、小学生の家族は事故を起こた賠償責任を求められた。一万人以上の署名が集められたにも関わらず、その後も大した改善もされていなかった。福嶋市長が議員時代に起きた事故なのに……。私は何度も何度もJR本社にかけあって、駅員を要請したところ今年8月から朝の通勤時に2名配置されることになった。
私は、議会で問題を指摘するため、周辺住民数人へのヒアリングを行った他、学校でもアンケート調査(本年4月)をした。教育委員会からは生徒達の通行を禁じるよう要請、市役所担当部長や我孫子署にも出向いて危険な状況を説明し、安全対策を講じるよう要請をした。JR本社、駅長にも要望書を送り、何度も電話して状況を訴えた。本年5月にJR本社の担当者と面談することになり、我孫子市役所で当時の事故の子供を知る保護者の方と利用者(身体障害で杖をついて歩く方)にもおいで頂き、部長と担当職員とで今後の安全対策を要請してきた。
現在、市内の各駅にはエスカレータばかりか、エレベータをとりつける「人に優しい駅」整備計画があり、バリアフリー施策として税金を投入している。東我孫子周辺の方には、こういう他駅での状況をご存じなく、東我孫子駅に税金を使う必要はないと考える方もいる。
無賃乗車の常習者が多い駅であるので、事故については自己責任、税金で安全対策をする必要はないなど、色々な意見がある。が、大人の真似をして小さな子供に事故が及ぶようなことがあってはならないと思う。また、障害のある方が通りにくい柵を通ってホームへ行かなくてはならのは、全国でこの駅だけだ。千葉県が全国初に障害者条例を作ったのなら、なおさら考えなくては行けない。