北朝鮮での地下核実験以降、朝鮮半島の状況は日々、緊張が高まっています。そんな折に、歴史教科書の問題に関する学習会(13日)を開催した。急だったので近隣の市議会議員とその関係者10名程度の集まりでしたが、公教育の場で日本が過去に行った侵略戦争について明確に教える意義を考えました。東京都の中学の授業で、紙上討論という方法を取り入れた授業を行った増田先生(湖北台在住)の話をビデオを交えて伺い、過ちの歴史を繰り返さないためにも、考えさせる、判断させるという教育効果があった例を聞きました。
今まで、歴史と言えば中世から明治に至るまでが中心で、近代の歴史は試験に出ないものという扱いだったように思います。今、教育基本法の見直しが言われますが、これまでの歴史教育は歴史認識のあいまいだった大人たちにその判断が問われることになり、国際社会の中で日本の姿勢が問われる重要な課題となります。
ところで、その前日の12日、我孫子市議会から北朝鮮の地下核実験に抗議文を送りました。核不拡散のNPTの条約の下での抑止力に頼らない平和外交の努力で誠実な対応を求めるとの内容で、当市議会の抗議文は制裁措置には触れてはいません。
また、11日には県議会が抗議文をおくっており、我孫子市長としても、同日に抗議文をおくっています。県議会は政府に経済制裁の強化を求めるとともに、国連安保理に制裁決議の採択を働き掛ける内容だが、我孫子市長としては「平和都市宣言」をしている市民を代表して全ての核兵器の廃絶を強く求めるとしている。
なお、過日の米国の未臨界核実験に対して、米国大使館がある港区では抗議の文書を出しています(我孫子市は出してはおりません)。