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西宮市・尼崎市へ視察
(11月6〜7日)


西宮市役所前にて

西宮市は震災復興の起債償還という厳しい条件の中で、急激な人口増加に対処し、その一方で市税収入の伸び悩みを抱えて、組織を挙げての行財政改革に取り組んでいます。人口増加は、生徒数の急増でプレハブ校舎を建設する事態になっています。1000人規模の学校が3校にもなっていならが、他でも800〜900人の生徒数を抱える学校があるということです。市内、小・中学校の39,000食を学校給食として提供するために(財)学校給食会を設立して、あくまで自校方式で対応していくということです。これから、我孫子の給食はどんどん委託化されて行きますが、食育の重要性がいわれる中で我孫子の給食のあり方も、内容のある改善して行かなければなりません。


尼崎市の経営再建プログラム
(厚み1cmあるが、紐綴じ製本。これも経費削減か)

尼崎市は、初の女性市長となった白井文(しらいあや)氏の再選が問われる市長選告示が週末に迫っていました。市長室を訪れ激励してきましたが、長身で颯爽とした 白井市長は、気負うことなく実力勝負のキャリアウーマンという感じでした。
 白井市長は、前市長の経営再建プログラムを批判して当選したともいわれますが、その「経営再建プログラム」を厳しく精査しながら、堅実に取り組み、既に700億円の削減効果を出しました。しかも、その内訳をみると、人件費は、4年間で900人(職員の20%)削減し135億円を目標にしたほか、給料の削減で23億円、住宅手当、福利厚生制度の見直しで60億円と、生半可なものではありません。
 尼崎市は、平成15年度から19年度の5年間で約800億円もの収支不足が見込まれており、財政再建団体へ転落の可能性がありました。 市 の再生と新しい発展をめざすために細部にわたる見直しを138項目に盛り込み、全庁あげての取り組みで進めてきたのです。
 再建団体に転落した場合、市民は最低の行政サービスを最も高い税率・受益者負担額で支払わされることになってしまいます。そのため、短期間で行財政の体質改善を進めました。公共施設の再配置と統廃合などを断行しましたが、一方で市民の反対の声も相当に強くなっていったと聞きます。これほどの手腕を発揮して市財政を立て直したことが、市民に評価され、2期目の再選を果たして欲しいと思いました。19日が投票日です。
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